The Return of THE KING

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シーズンの大事な局面を任せられる選手ってのはそうそういない。その重荷を担いで、ワンシーズン走ることが出来る数少ない選手がクリスティアーノ・ロナウド。
特にレアルの攻撃は、彼がどれだけ走り続ける事が出来るかに懸かっている。サイドを駆け上がり、中央を横断し、何度ゴール前に入ってこられるのか。その役割をワンシーズン通じてコンスタントにこなせる。そんな選手は他にはいないわけ。だからモウリーニョは当然、ロナウドの守備でのデメリットを分かって使っている。そしてその期待に答えるロナウド。
選手はすべての試合が大事だというが、それは嘘。あらゆる試合には優先順位がある。そのリストのトップに位置する試合から逆算して戦う。
ただレアルにとって残念だったのは、今週行われた2つの試合、クラシコと対バイエルン戦はどちらも、リストのトップに並ぶ、どちらも捨てることが出来ない本当に大事な試合だったという事。それはロナウドが数少ない全力全開フルスロットルで90分駆け抜けなければならない試合だという事。
対バイエルン戦の後半、久しぶりにガス欠なロナウドを見た。ただそれでもバルサ戦では勝ち越し点を、バイエルン戦では先制点と追加点を奪い取ったロナウド。
モウリーニョは来シーズンも間違いなくこの役割を彼に託すだろう。
こんな大事な役割を任せ、その期待に応えてくれる選手はそうそういない。そしてそんな彼を支えた他の選手達に拍手を。次節ではリーグの王者に相応しい勝利を。
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Sometimes you laugh, sometimes you cry.
It is believed rising again as to next step.
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バルサが恐ろしい理由は沢山あるが、ひとつを挙げればメッシ。
この形。DFラインの前でメッシをフリーにするともう終わり、といっても良いほど怖い。もう皆さんお馴染みのこの形から始まるメッシ無双が本当に止められない。ペペとラモスを持ってしてもヤバイ。確実には止められない。
両SBもカバーに入ろうとマークを捨て寄せると、待ってましたのパス。これまた毎度のメッシパターン。悩ましい。こうなったら手遅れ。そして残念な事にこの試合もやられた。

青丸イニエスタがボールを持っている。

赤色のパスをカットしようとアロンソが出たら、まさかの

メッシに上手く交わされる。そしてこれから黄金パターン。
もうメッシに吸い寄せられるDF。仕方ないこれは。ここ行かないと独りで持っていかれるから。
結構頑張ったんだけど失点。つまりこの形は絶対にマズイ。
ってなわけで、どうするか?
歴史は繰り返す。かつてある選手がいた。その選手がボールを持つと止められない。かといって複数で寄せるとパスで捌かれてしまう。どうするか。
「だったらそもそもボールを持たせない様にしよう」
消去法でこうなった必然。ただ現代のマラドーナの周りにはものすごい巧い奴らがいるので、ボールに触らせないってのはキツイ。けれども絶対に簡単に前を向かせない。ドリブルに移行させない。そうする事が唯一の解であるみたいな。
逆に言えばバルサはメッシにどうボールを持たせるか。
ようやく本題。
レアルはこう迎え撃つ。対してバルサはメッシをフリーで受けさせる為にこう動く。
狙いはコレ。前述したバルサの必殺パターン。これはマズイわけ。もう絶対に。それに対してレアルはペペをひとつ前に上げてみたりと試行錯誤の時期があった。
懐かしの3センター時代。
一度は上手くいったもののあまりに守備的過ぎてまあボールが繋がらない。それに一発二発ならともかく、長期的に見るとキツかった。マジで。そして主にビルバオ的なアレをみたり選手自身の成長や国王杯もあったりと紆余曲折を経て、今回のクラシコではこう戦った。

ただ言うのは簡単だけど完全なマンマークではないので、マークの受け渡し、そして肝心のCBがメッシに当たりに行くタイミング、それを一歩間違えば死亡する。
でもこの試合は、めっちゃ上手くいった。特に前半。シャビが下がったそのスペースにサッと入ってボールを受けようとするメッシを狙ってラモスがガンガン行く。

ただ見て判る通りにこの場合、黄色の囲いがどうしても2対3になってしまうのでかなりエジルとベンゼマはキツかった。そしてこの差を上手くバルサは生かしてた。それでもレアルが白囲いの重要ポイントは逃さなかったのとやはりチアゴとエジルの場面ではエジルが優っていたので上手く行った。
それとマスケが地味に巧い。例えば。
シャビが下がって来て、アロンソもケアする為に動く。そのアロンソが動いたスペースに入ってボールを受けようとするメッシ(ここでアロンソは自身が動いて出来るスペースに対してチェックしろよ、と指示してるんだけどもね)を逃さないでパスを出すマスケ。パスで抜かれた瞬間、アロンソは逆を取られている。そしてラモスはメッシには来ないと思いチェックが遅れた。この一瞬のミスでペペがイエローの代償を払う。

あと他には
ここはシャビも巧いが、それを逃さないマスケも巧い。こういった事ちょっとしたプレー、バルサの中盤の巧さ、人数の不利でどうしても完全にバルサを潰すのは難しい。
その巧いバルサに対してレアルの守備陣ではエジルとケディラの頑張りが目に入った。

エジルは凄く頑張っていた。それとケディラ。
ワイドに張っているウイングの為に最終ラインの間がどうしても開く。特にイニエスタはそこを狙い再三飛び出そうとしていたが、ケディラが献身的に上下運動を続けてカバー。

ただこのように押し込まれた場合にやはり頑張っていたがエジルのちょっとしたミスがピンチを招いた。
青丸のシャビがボールを持っている。
赤色のパスを出した後、白い点線の方へ流れていく。その意味は当然メッシの切り込みを活かす為。そのシャビの動きに釣られて少し動くエジル。
で赤線のメッシドリブルにレアルDFが寄ったところでシャビにパス。カシージャスのセーブで助かった。本職ではないエジルに対しては厳しいけれども守備時のポジショニングをもっと向上させないと。
この後も何度かあった。こういったポジショニングのミスが多い。エジルが立つべき場所は当然、点線の上。特にケディラは逆サイドのぺぺとアルベロアのスペースを埋める事で忙しいのでここはエジルが頑張るしかない。特にエジルは攻撃でも重要な役割をこなしている。守備専を置けば堅くはなるがカウンターの繋ぎ、サイドへの飛び出しの威力がガクッと落ちる。だからエジルに頑張ってもらうしかない。レアルに来た当初より確実に守備も向上しているので頑張れエジル。
レアルに対するバルサの守備
3バックの為チアゴかブスケが最終ラインに入ってカパー。
後半、攻めに行った時の弊害。2失点目の場面。アルベロアとのパス交換後、前を向いた瞬間のディマリア。黄色のスペースがバカッと空いている。ディマリアが前へドリブル。右のエジルでロナウドフィニッシュ。
一本目のコーナー
二本目
三本目の先制点
最後にロナウド。素晴らしい。二点目もそうだが何度もバルサゴールへ向かって走る走る。ドリブルだけでなくランニングといった重労働を苦もなくこなす。全ての選手が素晴らしかったが、レアルの攻撃はロナウドの走りがなくては成立しない。
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あ、またこのパターンかと。はいはい、逆転パターンね、と思いましたよコレ完璧に。
この試合もそうだけど、メッシに対しては絶対にフリーにしない。これは絶対。なぜかって言うと、DFラインの前でメッシがフリーだと即、前を向きドリブルが開始される、そうなるとコレもうバルサの黄金パターンに入っちゃう。こうなると止められない。メッシを止めようとDFが収縮するとサイドへ絶妙に叩かれる。メッシに対する圧力が弱ければそのままイカれる。
つまり絶対にフリーで前を向かせない事。
その為に中盤三枚底をぺぺ、みたいな事もやっていたけれど、ここ最近とこの試合は4バックは4バックなんだけど、下がっていくメッシに対しては同サイドのCBが、つまりペペかラモスがしっかりと付いて行く。ビルバオがやっていたように、決してメッシをフリーにしない。
これ言うのは簡単なのだけど、当然CBの1枚が出ていくのでその瞬間3バック状態になる。しかも両SBはそれぞれ担当があるので、真ん中が本当に怖い事になる。凄く勇気がいる。それを両者共にこなしていた。出ていく際、それとすぐに戻る。それでも例えばペペ、ラモス共に身体能力MAXな二人でさえメッシがボールを受ける時のフェイクで、ほんの一瞬ズラされると、それだけで後手に回される。今日は不発だったけれど、本当にメッシは恐ろしい。
それから攻撃。逆転になったシーンか、その前後だったかもしれないけど、アルベロアが縦に放り込むふりをして中のディマリアへパス。そこからカウンターに移行、ってな場面があった。ここで褒めたいのは持ち込んだディマリア、パスを出したエジル、決めたロナウドは当然として、最初の起点のアルベロア。ここでちょっとプレッシャーを受けたからって蹴ってたらこの点は存在しない。やはり簡単には放り込まないこと。それをするとバルサは楽になるし、レアルは苦しくなる。厳しくとも繋ぐ。
後半カウンターの時、前にロナウド、ベンゼマがいて、ボールはグラネロって場面。グラネロは結局後ろに下げたけれども、出せる時は当然狙うが、無理だとコースが見つからないのならああやってもう一度組み立て直す事。
ペペはそうやって回ってきたボールを簡単に捨ててしまうし、ディマリアは相変わらず雑だし、素晴らしかったエジルや強さを魅せたベンゼマでさえまだまだ改善の余地がある。守備の際にバルサがバックパスをしたらその瞬間、中を、後方に下がりながら切らなければならないのだけど、出来てない場面が散見するし、当然ロナウドも。それでも凄く成長しているエジルは守備でベンゼマは強さをロナウドはスペースに逃げるのをやめて。
素晴らしい勝利だけれども、まだまだ上を目指せる。それぐらい若く才能の満ち溢れた選手たちだと思う。
※追記 この試合CBが出ていった後、ケディラがイニエスタをマークしつつアルベロアとペペの間のスペースを何度も巧く埋めている。3バックの穴をケディラが入って4にして、もしくは5バックになったりしてケアしている。その時のマークの受け渡し、ケディラが最終ラインの穴を埋めに行って、またはイニエスタに引きづられて最終ラインに吸収され中盤が空いてピンチになっている時がある。ここをもっとエジルディマリアベンゼマで巧く埋められたら完璧。 メッシに対しても中盤に最初からいるときは中盤が見る。メッシが最終ラインから離れて浮こうとした場合はCBがガッチリと前に出てケアする。その他にも中盤が開いたら躊躇なく両CBは当たりに行っている偉い。
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まったくフェアじゃないわけ、ひとつのプレーだけを恣意的に抜き出してああだ、こうだ、と言うのは。それでも記憶の力は強い。100の内の1であっても思い出すわけ、ああ腹立つ、と。
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まだ前半を終えただけだが良い。ハーフライン辺りからは捨てる。でブロック。メッシやセスクが下がる事で数的優位を作るバルサに対しては、一人ないしは二人分の最初からは居ない選手に対しても勘定をして、数を合わせなければならない。そうしてプレスに行く。行かないのであるならば、今日の様にDFライン周辺でのボール回しはラインを作って下手に行かない。行かなくても良い。そこを越えたら行く。侵入してきたのがDFやプジョルなら捨てる。危険な場面を作られてはいたがここはしょうがない。ただフリーでシャビ辺りが持ったならキッチリラインを下げる。悪くない。
それになによりキチッと繋げている。ただやはりカシージャスを使えない事で皺寄せが来るペペが心もとない事。彼も下手ではないが、そんなレベルではカシージャスを使ってDFを一枚引き剥がす事が出来ないレアルにとっては厳しい。ラモスでさえ無理にフィードをしなければならない状況なのだから。
現在2失点を食らっているが、それでも今日のレアルは素晴らしい。つまり明日へ繋がる。
このような試合なら負けようが問題ない。切れないように、苦しいが継続を。
※後半を終えて追記 GKからセットされた場合は前半から当たりに言っていたが、後半は状況が状況なので前から行く。敗退は残念だが、守備的な装いは抱えている選手の特性により限界に達している。例えば今日はキレにキレていたエジル。彼は守備に問題を抱えているがこれ以上の改善を求めても意味が無い。例えばロナウド。今日も前回と同じ様に前半はアウベスをケアしてもらい、スタミナがなくなる前にカジェホンあたりにその役割を交代させる。その上で攻撃的な役割もこなさなくてはならない。そういった重みのなかで彼にこれ以上の守備的貢献を求めても意味が無い。これからリーガとCLを戦って行く上で、またはバルサと戦う為に、どう繋ぎ構築するか。ただ唯一の懸念はアンタッチャブルなアロンソの存在。今日も当然すばらしいパスはいくつかあったが、それでもプレスに対しての弱さ、特に背後から来るDFに脆く、更に交わそうとすると、それに懸命でパスが乱れカットされる点。さらにカシージャスのフィード能力などの問題の解決、つまり何度も同じ事の繰り返しだが、どうバルサのプレスを交わすのか。たびたびあるチャンスをふいにした事は残念だが、それはいずれ必ず決めてくれる。だがチャンスを生みだす事、それ自体を運に頼っていても駄目だ。いつまで待っても回ってはこない。仮に回ってきたとしても気まぐれで薄い。自らが作り出す事、その先は運に託せば良い。
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同じような事の繰り返しになるが、同じような事の繰り返しなので、同じような事を言う。
つまりボールを奪った後、またはセットされた状況から、どうやってボールを繋げ、ゴール前へ持っていくか。
現状は、まず縦、裏に放り込む。次策が、中へは返すが、CBが前線へロング、または苦しいサイドチェンジ。つまり大体は一緒。結局のところバルサのプレッシャーに耐えきれずにボールを投げ出してしまい、それを回収する為にひたすら走り、奪った所でまた同じ事の繰り返し。これでは肉体的にも精神的にツライ。
問題として、個人で言うならアロンソ。彼がプレッシャーを回避出来ない事。単独で突破しろ、とは言わないがせめて相手の足を止める、もしくは緩めるプレー。具体的にはプレッシャーをかけてくる敵DFと対峙して相手を止めてからCBに戻す、などのプレーをすると次の選手はずっと楽になるのだが、彼はプレッシャーを受けると即ハタいてしまうので、敵DFの足は止まらずそのままのいきよいで敵DFに次のボールホルダーは襲われ、苦しくなる。
例えば前半にラモスがカシージャスにバックパスをした際、カシージャスに返す前に一度縦を覗いてからパックパスをした。するとサンチェスはそれに対応する為、足が止まる。つまり止める。するとカシージャスは比較的楽にボールを蹴れるのだが、アロンソはこのようなプレーがとても苦手。だからアロンソに対してのバルサのプレッシャーはほとんどがフリ。プレッシャーをかけるとすぐにボールを放すので、それを見越して次の選手を狙い撃ちにしている。だからかなり楽にボールを刈れる。あそこで前に出られたりすると止まらざるを得ないが、アロンソにそれを求めても厳しいだろう。そして前述したラモスのプレーも結局はカシージャスのキックの精度の悪さの為に、無駄に帰した。
とはいえアロンソにしろカシージャスにしろ以前挙げたロナウドにしろ、このような個人的欠点は誰もが抱えている事であり、当然彼らは皆素晴らしい選手に違いはない。しかし現状のレアルは、個人に頼っているサッカーをしているので、個人の問題が浮き彫りになってしまう。このようなサッカーをする場合にそれは許されず、そしてこの個人的問題の解決を彼らに求めた所で瞬時に解決する事は容易ではない。
だからこそ、その弱点を考慮した仕組みを考えなければならない。そして、それが出来ないのであればそれが出来る選手を見つけなければならない。
当然、最も望ましいのは、こういった個人的資質の問題に落とすのではなくチームとしてどうプレッシャーを回避するのかを模索するべきだが、一向に(とはいっても以前よりはマシになっているが)改善が見られない。
つまり、これからモウリーニョが取るべき選択は、
1.今までと同じようにボールを放り出し、とてもとても薄いがそれでも少しはあるだろう勝利という可能性に賭ける。
2.チームとしてプレスを交わす手段を模索する。
3.独力でプレッシャーを交わせる選手を連れてくる。
この内のどれかを絶対に選択しなけばならない。何もしないという行為も選択の内のひとつなのだから。
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ケディラ。
いい加減、尻に火が付いたのかバイタル付近でも積極的にシュートを狙う。そして献身的な上下運動は相変わらず続けている。
しかし、パスを入れる際の挙動に問題を抱えている。このグラナダ戦で、最も分かりやすかったのが前半、低い位置でバックパスをしたプレーにて、前方へパスを出すフェイクをしていたのだが、上体が後方へ残っていた為、ディフェンダーに読まれていた。
彼のパスがちょいちょい引っかかる理由がこれ。その反対の良い例がエジル。これも前半だったと思うが、中盤の右サイドで左サイドへ体を開き気味で、中のベンゼマに入れたが合わずに流れたプレーがあったが、合わなかった事よりもフェイクがナチュラルで、効果があり、実際にパスを出す方向がディフェンダーに読まれない事。
そうでなければ敵陣に入りスペースが少なくなり密集してくるとパスがどんどん通らなくなってゆく。ケディラはバイタルへ突っ込む、ワンツーを受ける、または出す。このようなプレーも持ち味の一つで、これからレアルでも発揮していかなければ生き残れないので改善が必要。そしてそのようなプレーには必須な技術。
あとマルセロのポジショニングは酷い、酷すぎる。全く改善がみられない。
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